知人の紹介で、元国税調出身の税理士の話を聞く機会があった。
「現在の駆け蕎麦の値段がまあ~、800円くらいでしょう。テレビドラマで見かける遠山の金さんの時代、お蕎麦は16文でした。どちらが、高いでしょう?」
江戸時代、前期から元禄時代まで、次は、文化文政のころまで、そして明治時代の前まで、それぞれの小判に含まれる金を目安に貨幣価値を算出し、平均すると、1文16.5円と換算できるとのことでした。
800円のお蕎麦1杯254円。
お蕎麦の値段は、現在のほうが高い。
江戸時代の米の値段は、1升1650円
1合は150gだから、1升1500g=1.5kg
10kgの値段は11000円となる。
スーパーで売られているお米の値段は10kg3000円
豆腐は江戸時代1丁825円(大きさは不明)
スーパーで見かける木綿豆350g1丁108円~158円
江戸時代と言えば初ガツオ、1尾85,800円
浮世絵は1枚528円
歌舞伎芝居の最高ランクは桟敷席が180,400円
立見席は264円(意外と安い)
宝くじは、1枚33,000円、1等が66,000,000円
当時の大工の日当は6,600円
収入金額は少ないのに、必需品の値段は高かったように、思える。
現在も、5%の富裕層と95%の一般人と言われているが、
現在より暮らしにくかったことだろう。
額紫陽花