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牛乳の飲める人、飲めない人(2)

neruzoh.hatenablog.com

牛乳は、いろいろな健康効果があります。

しかし、牛乳を飲むと、腹部症状が出て、牛乳が飲めない人が、日本人には、多いです。

牛乳の中に含まれる乳糖が小腸で分解されて、グルコースガラクトースになり、小腸から吸収される人は、牛乳が本当に飲める人です。

日本人の中には、乳糖を分解する酵素ラクターゼ)の活性が落ちて、乳糖が小腸で分解されない人が多くいます。

 

どのくらいの人が、ラクターゼの活性が落ちているか、福岡大学で調べた結果が、昨日のブログ記事です。

 

50人の人が乳糖20g(牛乳450mlに相当する)を飲み、17人が、完全に乳糖を分解でき、8名の人が境界域でした。

乳糖を分解できる人は、50%でした。

 

今日は、弘前大学の佐藤先生の論文の引用です。

この記事の一番上に載せています。

 

検査方法はBHT(呼気水素試験)です。

乳糖が小腸で分解されない場合、大腸で腸内細菌によってガラクトースグルコースに分解されます。

そして、そのガラクトースグルコースは、大腸では、吸収されず、腸内細菌によって、CO₂(二酸化炭素)、H₂(水素)、短鎖脂肪酸に分解されます。

H₂は、大腸の壁から吸収されて、呼気として出て行きます。

呼気に含まれるH₂が20ppmより多い人は、小腸で乳糖を分解できない人です。

その人数は、23人中18人(78%)でした。

 

さらに、腹部症状は出なかったけど、BHTで乳糖不耐症と診断された人1名に、乳糖40gで再びBHTの試験をしました。乳糖20gの時は、H₂濃度は、74ppm、40gの時は、161ppmとなりました。40g内服では、乳糖を飲んで、1時間後に腹部症状が現れました。

乳糖を摂取して、腹部症状が現れなくても、量を増やすと、腹部症状が出る(潜在性乳糖不耐症の)人がいることが確認されています。

 

乳糖不耐症の人は、弘前では78%で、福岡の50%より、はるかに多いですね。

 

乳糖を分解できる遺伝子を持った人は、西日本の方が東日本より多いという事でしょうか。

秦氏と同じ遺伝子を持った人々は、やはり、西日本に住み着いたという事でしょうか。

(息子が一部、加筆修正をしました。)

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