私は、耳が聞こえにくい。
若いころから、めまいを繰り返した。
かかりつけ医の話によると、メニエル氏病という事だ。
めまいが、起きるたびに耳鼻科へ行って、副腎皮質ホルモンの点滴を受ければ、これほど、聴力を落とすことはなかったらしい。
生活に、追われて行かなかった。
先日、補聴器を新しいものに、取り換えた。
身体障碍者の人は、補聴器を新調するのに、5年に1度、補助が出るらしい。
最初の補聴器を作ったのは、8年前。
その頃は、補聴器をしていれば、町の騒音が聞こえ、対面で他の人と話をすることができた。
しかし、コロナが蔓延してから,皆さんが、マスクをされる。
声は聞こえるが、言葉が聞こえにくくなった。
補聴器さんの話によると、初代補聴器の寿命も来ていた。
家の中で補聴器をしていると、息子との会話には不自由はない。
でも、電話の声は、聞き取れるが、言葉は、聞き取れない。
「身体障碍者に該当するか。」かかりつけ医に聞いてみた。
「人が、なんとか聞こえる最小の音を20μPa(マイクロパスカル)と定め、これを基準として、どのくらい大きいかをdB(デジベル)という単位で表すと、身体障碍者に該当するのは、70dB以上とのこと。」
私は、左が80dB、左が68.8dBとのこと。
わずかに足りない。
120dB ジェット機のエンジン音
80dB 電車の音
70dB にぎやかな事務所
60dB 通常の会話
とのこと。
今の状態になってから、近所の方とも話ができなくなったし、スーパーで買い物をしても、わかりきった会話はできるが、話題が別のことに及ぶと、聞こえない。
テレビを見るのも、字幕放送がある。
それでも、目は見えるので、毎日の生活には、大きな不自由はない。
さ~、今日も元気に、行こう。