私は、糖質制限をしている。
母が認知症で亡くなった。最後は、寝たきりになり、言葉を失い、覚えていたのは私の顔だけだった。
母の様になりたくない。
身内の医者に、糖質制限をすすめられた。
脳内にたまるβアミロイドが、脳の働く力をそぐ。
βアミロイドを分解する物質は、インスリンを分解する酵素と同じとのこと。
インスリンは、糖質を摂ればとるほど、たくさん分泌される。
だから、おやつは、いつもチーズを食べている。
チーズはおいしい。
しかしながら、人は贅沢にできている。
毎日食べていると、飽きてきて、他のものが食べたくなる。
夏だから、アイス!
とんでもない!
糖質がたくさん含まれている。
糖質制限を始めてから、アイスは食べたことはない。
糖質を含んでないもの、何かないか?
スーパーで、有機のアーモンドを見つけた。
チーズに加えて、1日10粒か20粒食べた。
いつも食べないものは、おいしい。
幸せである。
ところが、最近夜中に小さな喘息発作を起こすようになった。
もともと、季節の変わり目には喘息が出ることがある。
真夏に出ることは、この数年、ほとんどない。
身内の医師に注意された。
「アーモンド、食べていただろう。アーモンドは、リノール酸が多い。」
植物に多く含まれており、
ω6脂肪酸の1種でとりすぎると、アレルギーを起こしやすくなる。
泣く泣くアーモンドを食べるのを辞めた。
代わりに勧められた、するめを、時折、つまんでいる。
袋の裏の糖質の量の少ないものを選んでいる。
正直なもので、アーモンドを食べるのを辞めてから、喘息発作は起きていない。