人生は80から

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佐藤多佳子著「一瞬の風になれ」の1巻を読んで

佐藤多佳子著の「一瞬の風になれ」の1巻を読んだ。

 

神奈川県春野台高校という普通の高校の陸上部が、舞台である。

天才スプリンターだが、自分の人生を深く考える事のない、一ノ瀬連、その幼馴染で、中学までサッカーをしていた神谷新二が、連の背中を追って、400mリレーを中心に短距離走で、成長してゆく物語である。

はたして、新二は、連に追いつき、追い越せるのであろうか。

 

新二は、天才サッカー選手である兄の後を、小学校、中学校を追ってきた。

そして、高校生になる時、兄が在学する高校に入学できなかった過去を持つ。

 

そして、再び、競技をかえて、短距離走で新たな挑戦をする。

普通の高校生だけど、新二は、本当にストイック。

 

そして、陸上競技を全くわからない私でも、詳しい説明があるので、分かりやすい。

 

厳しい練習そして合宿、そして、記録を上げてゆく過程が、さわやかである。

連と新二が、ある時は必死になり、時には斜めに構える姿がみずみずしい。

高校生の競技会が、丁寧に説明されていて、興味深い。

また、様々な指導者の在り方も、現実にこんな指導者もいるだろうと思えて、目が離せない。

一度読みだすと、つい夜更かしをしてしまう物語である。

 

三年生まで、続く2巻、3巻もKoBoにダウンロードした。

 

この本は本屋大賞を受賞している。

この賞を受賞した小説は、外れがない。

 

最近、図書館で借りた本が名作と言われても、途中で投げ出した本が多い。

「もう、年齢を重ねて、本が読めなくなったか」と悲しく思っていたが、「大丈夫、まだ、私にも、本が読める」と確認できるのもうれしいことであった。

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梅、まだ蕾。