毎年、カレンダーは、JT(日本煙草産業)の株主優待でもらったものを使っていた。
毎月、1枚づつ廃棄してゆくタイプで、毎月の絵柄も風景であり、なごめるものであった。
しかし、この株主優待は、昨年限りで中止になった。
今年のカレンダーは、近所のガス屋さんと、去年白内障の手術をした、眼科からもらったものだけであった。
去年まで、大きなカレンダーかけていた壁に小さなカレンダーをかけてあるだけである。
私は、目がよく見えるので、カレンダーの数字が小さくても、特に不便はないが、息子は、「一人暮らしの時、家にカレンダーはなかったから、別に不自由はない。」っと言っている。
しかし、安定しているJTが、どうしてカレンダーの株主優待をやめたのであろうか。
配当から考えると、利益の多くを株主還元している会社なのに。
カレンダーは、100株持っている株主にも、100万株もっている株主にも一人1個配布されるだけである。
カレンダー1個の値段はいくらだろうか。
仮に送料を入れて1個当たり1000円かかるとする。
株主の数は559,163名。
カレンダーを株主優待で配るとすると、5億5千9百万あまりかかることになる。
100万株持っている機関投資家がいるとする。
株主優待にカレンダーを1個もらっても、その機関投資家の運用実績になんら利益をもたらすことはない。
しかし、それを配当として、さらに上積みすると、それだけ、その機関投資家の利益はアップすることにだろう。
あくまでも、想像だが、機関投資家からクレーム出たのではないだろうか。
私のような持ち株の少ない個人投資家にとっては寂しいことではあるが。
花屋さんのチューリップ