今までに何度も書いてきたが、息子は癌サバイーバーである。
まだ、体内に癌細胞が残っている。
癌の再発を防ぐ方法の一つが、農薬を体内に入れないことである。
無農薬野菜を食べる事が、大切であるが、例えば、牛や豚や鶏の餌には、最近は、遺伝子組み換え大豆やトウモロコシが使われている。
この遺伝子組み換えトウモロコシを育てるときに、ラウンドアップという農薬が使われる。
家畜のえさとして、家畜の体内に入ったラウンドアップは、その肉類を食べると、人の体内入り、癌を再発させる。
息子は、ラウンドアップを避けて肉類を食べない。
次に気が付いたことは、調味料である。
酢は、無農薬米を原料としたものをネットで買うことにした。
塩は、海水からつくられているので、ラウンドアップの心配はない。
息子は、軽い糖質制限をしているから、砂糖類はたべない。
醤油であるが
スーパーで売られている醤油の原料は、ラベルには書いてない。
おそらく、輸入品の小麦と大豆であろう。
ということは、遺伝子組み換え大豆を使っている可能性が高い。
安全な醤油はないものだろうか。
ググってみると、金沢大地に有機認証を取った醤油が、販売されていた。
3種類の醤油が売られていた。
そのうち、工場の設備が、有機認証に合格しないという理由で、有機JASはとっていないが、金沢田舎濃口しょうゆを買った。
たまり風というだけあって、濃い醤油に、甘みが感じられて、お刺身を食べたとき、
醤油ってこんなにおいしいものだったのかと改めて思った。
1896年創業の蔵元で、伝統的な製法で、2年間熟成させて作ったものだそうだ。
子供が小さいころ、母が我が家に来たことがある。
そのころ、経済的にひっ迫していた我が家では、醤油は当時のダイエーのプライベートブランドの醤油を使っていた。
その時、母は言った。
「この醤油は、塩水に色を付けたようなものだ。お刺身の味も落ちるけど、煮物の味も深みが出ない。せめて、メーカー品の醤油を使いなさい。」
たかが、醤油、されど、醤油。
この金沢大地の有機大豆と有機小麦を原料とした醤油は、ほんとに、煮物も、お刺身も、お浸しもおいしく食べられる。