牛乳を毎日飲むと、長生きできるといわれています。
それは、上の記事に書きましたように、桜美林大学教授の柴田博先生の小金井研究から、明らかです。
しかし、なぜ母乳や牛乳の中に含まれる糖質は、乳糖でしょうか。
米やパンとか麺類の原料である小麦は、糖質がでんぷんであり、人の体の中で分解されると、グルコース(ブドウ糖)になり、小腸から吸収されて、人の体のエネルギーになります。
雪印の論文一覧にあった中埜拓先生よると、
赤ちゃんは、生まれてすぐに母乳を飲みます。
母乳中の糖質は初乳、移行乳、成乳と成分が変わります。
初乳には、5.2g/100ml、成乳には、6.2g/100mlの乳糖が含まれています。
糖質そのもの量は変わらず、約7g/100ml含まれています。
減っていっているのは、オリゴ糖です。
そして、赤ちゃんが母乳から飲んだ乳糖は、ラクターゼによって、グルコースとガラクトースに分解され、グルコースはエネルギーとして、体内で使われ、ガラクトースは、肝臓でグルコースにかえられますが、一部は脳神経成分の構成成分として使われるそうです。
さらに、乳糖は、回腸で、カルシウムやマグネシウムの吸収に重要な役目を果たしているということです。
乳糖は、小腸で全部分解されて吸収されるわけではありません。
大腸での最後の仕事は、未消化物や腸内有害成分の排泄の役目も担っているということだそうです。
赤ちゃんの体の中で重要な役目を果たしている乳糖、牛乳を人間をが飲んだ場合はどうなっているのでしょうか。
それは、明日、また、続きを書きたいと思います。
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