皆様、牛乳を飲まれたときにお腹がゴロゴロなったり、腹痛があったり、中には下す
なんてことは、ありませんか。
これは、牛乳の中に含まれている乳糖を分解できないから、起きる事なのです。
赤ちゃんの時は、母乳を飲んんでそこに含まれる乳糖を分解できていたのに、大人になって乳糖を分解する酵素が働かなくなったのですね。
食事が、米などが中心で、牛乳を飲む文化が長く失われていたからかもしれません。
一方、ヨロッパ人やアメリカ人などは牛乳を飲んでも、腹痛を起こすことはりません。
乳糖を分解する酵素(ラクターゼ)が、音になっても、活性を持っているからです。
メキシコ人はモンゴロイドです。(今は、南北アメリカ人というのが、正式の名前だそうですが)
日本人もモンゴロイドですね。
メキシコ人は、大人になって、牛乳を飲むと、お腹の調子がが悪くなる人がいるとのことです。
ですから、卵の消費量が世界一だそうです。(日本は世界第3位です)
話がそれました。すみません。
一般の健康な人に、牛乳を飲んでもらって、どのくらい飲むと、お腹を下すか、調査した論文がありました。
1回に150ml飲んだ場合、全員お腹の調子が、悪くなることは、ありませんでした。
さらに、8時間後に、もう一度150mlのんでもらっても、調子を悪くすることは、ありませんでした。
8時間の間に牛乳は完全に消化されて吸収されているということです。
これを1回250mlに増やすと、5%の人がお腹を下しました。
150mlと250mlの間に、境界線があります。
さらに、飲む牛乳を増やすと、お腹を下す人の数が増えました。
お腹を壊さずに、牛乳を飲む方法は、簡単です。
ヨーグルトは、牛乳に乳酸菌を加えて作ります。
牛乳が、ヨーグルトになるとき、一緒にラクターゼがつくられます。
牛乳を飲むとき、一緒に、ヨーグルトを食べておけば、お腹を下すことはありません。
夏は、冷たい牛乳がおいしいですね。
牛乳が飲めないと思っている方は、1回に飲む牛乳を150ml以下にするか、一緒にヨーグルトを食べておけば大丈夫です。