人生は80から

人生100才時代。健康に豊かに楽しく過ごすには

働いていたころ、娘の発熱!

結婚して、子供二人に恵まれた。

しかしながら、夫一人のお給料では、毎日食べてゆくのが、やっとであった。

 

そのころ、私は、大阪郊外の団地に住み、両親は、香川県に住んでいたし、夫の母は岡山県に住んでいた。

両親に子供を預けることはできなかった。

今なら、保育所に子供を預けることを考えるけれど、幼稚園児の息子と、幼稚園にも行っていない娘を保育園に預ける勇気はなかった。

 

私が始めた仕事は、中学生の添削であった。

週2回京都市内へ出来上がった中学生の答案をもって行き、次の課題を受け取ってくるという生活であった。ほかの日は自宅で、中学生の答案に朱筆をいれる仕事だから、子供とともに、生活できる。

 

あるとき、娘が、38℃を超える熱をだした。

娘に「今日は京都に行かなければならないだけど」

というと、

「いいよ。家でテレビをみながら、待っているから」

という。

布団は敷いておいた。

息子は、その日お弁当をもって幼稚園に行っている。

 

往復2時間余り、気が気でなかった。

家に帰ると、もしもの場合を考えて、置いておいた洗面器の中に娘の吐物があった。

「テレビ見ていたんや」

という娘。

顔が真っ赤になって、熱は39℃近くまで上がっていただろうか。

赤い綿入れを着せていたが、頬の色が、その綿入れの色とほとんど変わらなかった。

 

娘がいとおしくて、

「よう、辛抱してくれたね。ありがとう。」

と言った。

 

途中で、おみやげに買ってきたアイスクリームを食べると、安心したのか、眠ってしまった。

 

その後も何度か、子供の発熱や入院などがあったけれど、夫が自宅にいたり、入院の時は田舎の母が出てきてくれた。

 

子供たちは、無事に成長して、社会人になったけれど、二人とも健康に恵まれず、息子は現在癌になってアーリィリタイをしているし、娘は3年程前に心臓発作を起こして、先に旅立ってしまった。

 

それでも、息子が、今も命があることは、私にとって生きる糧になっているし、娘も私の人生に豊かな時間をくれたことに感謝している。

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