田中 宇氏の「米中逆転」(何故世界は多極化するのか)をよみおえた。
現在の日本、対米従属である。
アメリカが世界の覇権を握っている。私が、物心ついたときはから、世界の覇者はアメリカであり、それが当然と思っていた。
この本は、2010年ころに出版されている。
世界にはじめて覇権を確立したのは、産業革命を果たして、裕福になったイギリスであった。
それからの2010年までの現代史の本であった。
2000年ごろに世界に起きた事件の解説が書かれていたから、非常に、面白かった。
世界の覇者でありつつげるには、費用が途方もなくかかるからである。
しかし、イギリスは諜報機関を使って、アメリカの影響をあたえ続けている。
現在、アメリカと中国は敵対関係にない。
アメリカは、費用のかかる世界の覇者であることをやめたがっている。
その後の、貿易の通貨をドルだけでなく、新しい通貨について、討論するためにBRICsを中心にG20が組織された。
ソ連が崩壊し、中国が台頭し、アメリカは、中国とロシアを敵視する必要はなくなった。
中国が、アメリカの後の世界覇権を握るのではない。中国は、アジア一帯、投資をしているアフリカに影響を与えればいいと考えている。
ロシアは、極東の天然ガス天然の開発を始めている。
世界の派遣は一国でなく多極化をして動いている。
それなのに、日本の官僚組織は、自分が、日本を支配続けるために米軍に沖縄に駐留を続けてもらっている。
沖縄の駐留軍の費用は、ほとんど日本の負担である。
米軍が、武器が発達して、グアムから中国、ロシアに対して、仮に戦争状態になっても、応戦できる状態になっている。
米軍がグアムにうつっても、何ら、問題はない。
日本は高度成長期にも、国際政治について、発言してこなかった。
現在の状態で、対米従属を続けてゆくと、日本はさらに小さい国になってゆくであろう。
多極化した世界で、対米従属を離れるともっと自由な日本になるであろう。
しかし、田中氏の予想と違って、この10年対米従属は続いている。
最近の10年の世界情勢の解説を探して読みたいと思っている。
あじさい