私が若いころ、「マーガリンは植物性油脂だから、動物性油脂であるバターより、健康に良い」なんてことが言われました。
しかし、実際の、マーガリンは植物油脂に水素を添加して作りますので、自然界にある油が「シス型」という形であるのに対し、「トランス型」というプラスチックと同じ形ですので、人の体には、悪影響があります。
アメリカでは、食物に含まれるトランス脂肪酸の量が規制されています。
日本で、トランス脂肪酸の使用が規制されていないのは
「日本ではアメリカに比べて一人当たりの脂肪摂取量が少ないので、今のマーガリンの使用量から、考えると、人に危険はない」と考えられているからです。
さらに、2018年にトランス脂肪酸が、10年まえに比べて10分の1まで減ったマーガリンが発売されているようになりました。
しかし、日本で、怖いのは、市販のクッキー、パン、ケーキなどにたくさん使われていることです。
ケーキに使われるショートニングもトランス脂肪酸を含みますから。
日本人は知らない間に、大量のトランス脂肪酸を摂取しているのですね。
できれば、菓子類やパンは家で手つくりできるといいのですが・・・