人生は80から

人生100才時代。健康に豊かに楽しく過ごすには

読書

宮部みゆきさんの「あやかし草紙」を読んで

宮部みゆきさんのあやかし草紙をよみました。 三島屋変調百物語伍之続で二十三話から二十七話までです。 この話は、皆さんご存じのように、怪談です。 人を幸せにするような、いい話もありますが、本当に、気持ちが悪くなるような怖い話もあり、時々、数行を…

きたきた捕物帖を読んで

この本は、宮部みゆきの新作です。 十六歳の北一、亡くなった岡っ引き仙吉親分の本業だった文庫(本や小間物を入れる箱)売りで生計を立てています。 タイトルの「きたきた」は北一と第3話出てくる不思議な技を持つ喜多次のことで、いい相棒になるとのこと…

ガリレオシリーズ「沈黙のパレード」を読んで

皆様、よくご存じの東野圭吾著「沈黙のパレード」を読んだ。 非常に、面白かった。 映画になっても当然だろう。 文庫本の帯には下記の様に書かれていた。 「静岡のゴミ屋敷の焼け跡から、3年前に東京で失踪した、女性の遺体が見つかった。 逮捕されたのは23…

皆様は、どんな本を読まれますか。

朝晩涼しくなり、秋らしくなりました。 クーラーの効いた部屋で、読書をするのも楽しかったですが、最近は、楽天Koboを片手にごろ寝しながら、本を読むのも楽しいです。 若い頃から、本を読むのが好きでした。 田舎の村に住んでいましたので、手に入れること…

上橋菜穂子さんの香君を読んで

上橋菜穂子さんの「香君」を読んだ。 この本も、ファンタジィだが、上橋さんの作品は、「精霊の守人」や「鹿の王」と同じく、大人が読んで、読み応えのある作品でだとおもう。 テレビで見た精霊の守人は、原作の味が、ズタズタにされて、面白みのかけらもな…

澤田瞳子さんの「星落ちて、なお」を読んで

澤田瞳子さんお「星落ちて、なお」を読みました。 主人公は、江戸時代から、明治時代にかけて活躍したもともと、狩野派の絵師、 河鍋暁斎(画鬼と呼ばれた)の娘、とよ。 とよは、5歳のとき父から父の絵を手本として渡され、絵師として育てられる。 物語は、…

今村翔吾著「塞王の盾」を読んで

どのように攻められても、崩れない石垣を持つ城、その石垣を作る穴太衆、 どんな堅牢な石垣が、あろうとも鉄砲で、石垣を、城を崩さずにおかない鉄砲職人国友衆。 この職人集団を率いる、ともに若き頭の対決を描く話。 二人とも、子供の時落城を経験していて…

三浦しをん「愛なき世界」を読んで。

三浦しをんの「愛なき世界」を読んだ。 題名から受ける印象と違い、登場する人物は、全員愛情の深い人たち。 主人公の本村紗英は、T大理学部でシロイヌナズナの葉っぱを研究する大学院生。 シロイヌナズナの研究が、生活のすべてを占めて、恋だの、結婚だの…

深緑野分著「戦場のコックたち」を読んで

深緑野分著「戦場のコックたち」を読みました。 主人公は、祖母が料理人だった影響で、コック兵となった、19歳のティム。 初陣は、1944年月のノルマンディーのパラシュート降下作戦。 最後は、ドイツ軍の降伏。 ゲットーの開放。 各章に、ミステリーの要素が…

読みたい本は、どのようにして手に入れるか。

recoca1940.hatenablog.com recocaさんの記事をお借りしてきました。 本を手にいれるのに、一番、お金のかからない方法は、図書館ですが、人気本だと、私の住む町では、2ケ月くらいかかるので、最近は、図書館を利用することが減りました。 次は、町の本屋さ…

川越宗一著「熱源」を読んで

樺太(サハリン)生まれのアイヌ、ヤヨマネクフ。「日本人として生きる場合は、北海道に強制移住。」サハリンに残れば、ロシア国籍。世話になっていた、アイヌ人の仲間とともに北海道に移住。 日本人として教育を受けるが、成人後、妻を天然痘で亡くし、日本…

角幡唯介著「極夜行」を読んで

皆さまは、「白夜」のことをご存じでしょう。 白夜は極地で、1日中、太陽が地平線に沈まない事。 極夜は、極地で1日中、夜が続くこと。 作者は、本当の極夜を体験すべく、グリーンランドのイヌイットの村をを出発し、北極海へ向かう。 街灯があるがわけでな…

深緑野分著「ベルリンは、晴れているか」を読んで

舞台は、1945年7月のベルリンです。日本人の作家が、書いたものですが、日本人は一人も登場しません。 戦時下、地下に潜って生活する人々を、援助していた一家の主人が、米国製の歯磨き粉に含まれていた毒で、殺され、主人公の少女アウグステが犯人として拘…

砥上裕將「線は僕を描く」を読んで

水墨画と言えば、雪舟を思い出す。 過去の芸術作品と思っていた。 しかし、現在も水墨画の作家がいて、水墨画を描き、鑑賞し、水墨画を勉強している人々がいることを、初めて知った。 この小説の作者自身が水墨画の作家というだけあって水墨画がどういうもの…

清水泰行著「糖質過剰」症候群②

母は、再晩年、認知症になった。 寝たきりになり、食事も、飲み込めず、ゼリー状のものを食べていた。 最後に、訪ねて行ったとき、病院のベッドの上で、なんとか、私の顔がわかったようで、嬉しそうに笑ってくれた。 しかし、言葉はすべて忘れていた。 一人…

日本の長寿村・短命村(3)

短命村といわれるところ、(例を挙げると秋田県) ここの米どころの人は、塩辛い大根味噌漬け、ナスの味噌漬けをおかずにして、まっ白いご飯を驚くほど、食べます。 身体に必要なたんぱく質も、米からとっています。 こういう食事をする人は、40歳を過ぎると…

日本の長寿村・短命村(2)

Amazonで、近藤正二先生のレビューをよんで、原点を改めて読んでみたくなりました。 しかし、絶版です。 今日の値段は13680円もする。 図書館で問い合わせました。 町の図書館には、当然ありませんでしたが、大阪府立中央図書館にありました。 今日は総説で…

米澤穂信著「黒牢城」を読んで

信長が、本能寺で殺される4年前、現在の兵庫県伊丹市に有岡城があり、その城で荒木村重が、毛利氏の援軍を期待して、織田信長に反旗を翻している。 この城に、黒田官兵衛が、荒木村重の謀反をやめさせようとして、幽閉される。 荒木村重が立てこもった、冬か…

「日本の長命村、短命村」近藤正二著について

neruzoh.hatenablog.com 息子のブログのリライトです。 東北大学名誉教授近藤正二先生が、日本全国990町村を歩いて、各町や村で、何を食べている人が長命で、短命な人は何を多く食べているかを調べた本です。 一例をあげているのが、能登の海女さんと伊勢の…

ルシア・ベルリンの「掃除婦のための手引書」を読んで

ルシア・ベルリンの「掃除婦のための手引書」を読んだ。 昨年度、本屋大賞翻訳部門3位の本であった。 ルシア・ベルリンは、鉱山技師の父の仕事で、子供の頃は各地の鉱山町を転居し、10歳の時、父の出生で、祖父の家に移る。祖父は歯科医であったが、叔父はア…

ラーラ・ブレスコットの「あの本は読まれているか」を読んで

ラーラ・ブレスコットの「あの本は読まれているか。」を読んだ。 「あの本」は、パステルナークの「ドクトル ジバコ」 ドクトル・ジバゴ - Wikipedia 共産主義革命が起きた時代を描いているので、当時のソ連の国情に合わず、発禁になったドクトル ジバゴをパ…

「書店主フィクリーのものがたり」を読んで

ガブリエル・ゼヴィン著「書店主フィクリーのものがたり」は、2016年本屋大賞の翻訳部門を受賞の作品。 アリス島で、ただ1軒の本屋を営むインド系アメリカ人A・J・フィクリー。 妻を亡くして、偏屈な男、ある日ポーの稀覯本を盗まれてしまう。 そして、店に…

奥山治美先生の「本当は、危ない植物油」を読んで(1)

奥山治美先生の「本当は危ない植物油」を読みました。 奥山先生は名古屋市立大学名誉教授で、日本の食用油研究の第一人者です。 奥山先生の長い研究生活で、植物油脂の安全性に強い危機感を抱かれました。 現在、わかっていることで、どのような油が安全なの…

アンソニー・ホロビッツのカササギ殺人事件を読んで

アンソニー・ホロビッツのカササギ殺人事件は、翻訳部門本屋大賞に輝いた小説です。 ある女性編集者が、出版予定の「カササギ殺人事件」という小説を読むところからこの話は始まります。 上巻は、カササギ殺人事件という、アラン・コンウエイのスリラー小説…

「ザリガニの鳴くところ。」を読んで。

ディーリア・オーエンスの「ザリガニの鳴くところ」を読んだ。 昨年の本屋大賞、翻訳部門1位の小説だ。 舞台は、アメリカ、ノースカロイナ州のスモールタウン。 その地区の湿地に住むカイアの成長話し。 1952年6歳の時から、一人暮らしになり、ホワイト・ト…

楽天KOBOを使っての感想

楽天KOBOを買って1年になる。 別紙の使用説明書が鳴く、アナログ人間の私は、全く使いこなせなかった。 パソコンの使用説明書を息子が読んで、本の買い方、ダウンロードの仕方、読み方まで、教えてくれた。 最初は、「何とか読める」状態で、パコンの使用説…

三浦しをん著「まほろ駅前多田便利軒」を読んで

まほろ駅前多田便利軒を読んだ。 まほろ市は東京都の南西部、神奈川県に接するところにある。 この付近で、一番の大きい街である。 この町で、便利屋を営む多田のところに、高校の同級生であった行天が、ころがりこんでくる。 依頼される仕事は、ペットあず…

内館牧子著「終わった人」を読んで

東大法学部卒、有名銀行の出世コースを走り、定年前に子会社に出向し、そして、定年。 資産1億3000万円、妻は、美容師。 「日本国内で、これほど、恵まれた人はないだろう。」という人が主人公。 しかし、彼は、定年の翌日から、することがない。 ほしいのは…

伊吹有喜著「犬のいた季節」を読んで

この話は、昭和63年1匹の白い犬が、四日市の進学校、八稜高校に迷い込んだことから始まる。 美術部員と同じ名前を付けられ、校長の許可を得て、この高校で飼われることになった犬。 世話をするの「「コーシロー(犬の名前)を世話する」会の生徒たち、コー…

三浦しをん著「仏果を得ず」を読んで、

三浦しをん氏の小説は、「船を編む」「風が強く吹いている」に続いて、3冊目。 どれも、自分にやるべきことに愚直に、立ち向かう主人公に引き込まれる。 この話は、高校の修学旅行で、文楽を鑑賞して,その虜になった笹本健太夫の話。 高校卒業後、研修所を…